60から真面目な薪ライフ

年をとっても薪ストーブ

枝分かれ部分の薪割り

枝分かれの部分の割り方

基本的な考え方

枝分かれの部分(分枝部分)は、薪割りするときに苦労することが多いです。
枝が二股になっているのなら、2つの枝に分ければいいじゃないかと考えるのが普通の考え方だと思います。

ところが、木の側の立場から考えると、分枝した枝が木登りや台風、他の樹木のもたれかかりなどの外圧によって、根元から折れてしまったら困ります。

ですから、枝が折れて落下するような外圧に対しては強固に対応しようとするでしょう。
したがって、二股の場合には、2つの枝を同時に2分割するような割り方が、比較的割りやすい方法です。

薪割り第1打目

写真は今回の対象となるシラカシの分枝部分です。このシラカシの場合には、さまざまな方向に亀裂が生じています。

裏返して、反対側の枝分かれする前の断面を見ると、いい具合に深い亀裂が入っています。真っ二つに割れる筋ですので、これを割ります。

すぐに、手動薪割り機のクサビが入りました。

このように、うまい具合に2つの枝を同時に2分割することができました。

薪割り2打目以降

あくまでも枝の間は割りません。枝を分離しようとしても、複雑に癒着していてなかなか割れない上に、樹皮が残るような割り方をしても乾燥にはあまり効果がないからです。むしろ、幹の内部を外気に晒すような割り方を優先します。

6分割できました。これで完成です。